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簡単に音とは、空気の振動が、何らかの物体を通して【音波elastic wave になり、音としてのpowerで、聴覚に伝わる範囲の現象を音としています。この様に耳に聞こえなければ音ではなく、単なる物理的に音波としています。

直接・間接な音源振動【叩く・吹く・触る・蹴る・撫でる・擦る】等の行為や音を伝える物体・気体・液体・固体〔媒質〕等の影響で、空気中【媒質中】の粒子が連続的に分散伝搬し速度変化を起こし、縦波【疎密波】の音波エネルギーとなって、音の形【波形】を作り、一定の振動の周波数をともない、私達の耳の聴覚器官に音波の圧力変化で、音のpower・音の大きさ
〔音圧=Pa〕sound pressureとして達して、骨・神経器官・鼓膜等を通じ、脳に信号を送り、各周波数で形成された結果を、音として感じてますが、各自の個人差・耳の聴力状態や、聞こえない周波数帯もあり、その場合は音は存在してません。音によって空間的方向性の認識もできます。視覚での認識がなくても、人の声・機械の音等の気配・方向が分かり、色々な音の鳴っている状況の中からでも、好きな音だけを選んで聞くこともでき、そうした生物的特徴もあります。

音波の有る空間〔室内・室外・空間等〕を【
音場】acoustic [sound] fieldと言います。音って大気中の温度によって伝わり方も影響されますが、1秒間に空気中で340m(15℃)、水中で1500m,も進む事が一般的に知られてます。水の中だと音の伝わりが地上の空気中より早いですね。それよりも早いのが、鋼鉄・土の中と様々です。

こうした音の伝わりの速さのことを【音速】mainで表しますが、一秒間に音の進む長さはC(m/s)で表してます。例えば雷が光ってから、5秒経って音が聞こえた場合は、空気中ですから、340×5=1700m離れている事になのます。ただし音速は気圧・温度・風の強弱・方向等や障害物にも左右されます。この様に音は空気の有る場所で、個体・液体・気体により存在する現象です。ちなみに真空の宇宙では、空気の振動が無いので、音がしませんがsf宇宙映画の世界では、派手に聴こえてますね・・・。



音の知識


その他、音は色々な要素によって微妙に影響されます・・。

気圧・温度・風・方向によっても左右されます。音の性質として昼間は空気粗密が空の方に発散されやすく、夜間は地上に音が降りやすくなり、昼よりも音が聞こえやすくなります。風が吹いている時は風上から風下に音が流れて、風下の方が聴こえやすくなります。又、物の形状・大きさや、硬い素材に音がぶつかると音が反射増幅〔反響等〕されたり減衰したり、逆に柔らかい素材に対しては、音のエネルギーが分散されたり吸音減衰したり、音質も変化します。ですから、地面の草地や森林の柔らかい素材や、障害物にぶつかっての音の減衰もあります。もちろん空気の質量によっても、音を微妙に変化させます。すごく微妙な世界ですね。

音は距離によっても減衰します(距離減衰)。音のする所から、聴こえる所までの距離が遠いほど、音は次第に静かになります(距離が2倍在る時には音圧は4分の1に減少します。)又、音の広がり方も微妙です。音の発生源から遠い場所にあり(航空機・舞台上の歌手等の音等・・)の極小の点音源の場合は、円状に広がる傾向にあります。

仮に点音源から2メートル離れての減衰値が6dBの場合には、50メートル離れると約30dB減衰します。要するに音の発生地点から離れれば、大きな音を減らせると言う事です。この他に固定の場所からの面音源〔工場壁面等〕、移動している線音源〔道路・列車等〕と発生する音源の種類によっても距離の減衰値が異なりますが、ドップラー効果という発生源と、音の観測地点との相対的な速度と距離の影響による、受け取る周波数の違い等、専門的な計算式もありますが、分けが分からなくなりますので、ここでは割愛します。この様に音を一つとってもなかなか奥が深いですね。


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デシベルdB

デシベルは、防音・音響・振動等の世界での範囲で使用される、無次元の単位です。音響工学では、空気中の気圧の変化で起こる音のPOWERの単位を総称して【デシベル】decibel 単位通称【dB】として表しています。

dBは下記の図の様に、非常に小さな雪の降る音から、その1000億倍にも成る生ドラムの音まで、表示的に10桁にも成ってしまいます。これを音のエネルギーに換算する時に大変なので、この不便さを無くす為にデシベルと言う計算単位を持って表す事になりましたので、音のパワー計算が容易になりました。

そもそもdBのd はデシリットル(deciliter・ベル単位)、Bはグラハム(Graham)・ベル(Bell)電話の発明者)の名前からの由来から来ています。(Bell)は決められた基準値に対する比の常用対数の値を元にした単位で、元々は電話の送信関係の単位ですが、音のPOWER LEVEL(音圧)としても、現在では使用されています。

防音室のメーカーのdBは、一般の人にも分かるように簡略化したもので、例えば音の大きさが100dBで、防ぐ単体の単位が40dBの場合、騒音音圧レベル60dBとなります。この場合の遮音性能は40dBとなります。つまり、防音室の遮音性能は40dB【マイナス40dB】と表示されるのが通例となっています。日本基準のJIS規定のDrとは異なります。


音の大きさDATA

桁数の多い音の単位を小さくまとめた、デシベル 
 dB DECIBEL  Magnification of the sound
 0   音のstart  1 倍
 10  聞こえない音  3
 20  雪の降る音  10
 40  ささやく声  100
 60  日常会話  1000
 80  生ギターの音  10000
 100 サックスの音  100000
 120 生ドラムの音  1000000 倍

音を細部に分けた場合、音源を基に発生する単位では、1秒間に出すエネルギー(音の強さレベル)をワット・W。1㎡のエネルギーをW/㎡としてます。単位音速当たりをW・s/m3。音による気圧変化・空気変化を、パスカルの原理より短縮された単位のパスカルPaとして区分してます。これらの総合した総称の音響パワーレベルのdB・デシベルは、単位としては国際基準となっていますので、遮音性能を知る単位では一番安心出来るのではないでしょうか。これらの音のレベルをSOUND PRESSURE LEVEL(SPL)と呼ぶ場合もあります。

空気粗密の振幅が大きいと、それだけ大きな音で聴こえます。各メーカーではdBデシベルを防音性能の基準値として用いてますが、dBデシベルと同じ様な単位で、遮音性能基準(standards on sound insulation)では、D値があります。このD値は微生物の耐熱性を示す数値ではありません。これは日本工業規格=JIS において決められた遮音表示です。

D値=D等級(difference of sound level)その他Dr等級としているところもありますが、厳密には、Drfは遮音性能でなく【遮音等級】又は、「Dr値(音圧レベル差等級)」です。D値の調べ方は、お部屋の片方で、各種の周波数と一定の音源により100dB以上の音を発生させて、音の大きさを測定器で測り、壁のある隣室でその対象音を、同じ周波数とで受音測定し、両室での音のレベル差を求め、透過損失・遮音性能D値を求めます。

いずれにせよこれらのdB・D値の数字が大きいほど防音の性能が高いことを意味しています。下の図ですが、100dBの楽器の音源の音のパワーが、防音性能(透過損失値)60dBの壁によって遮音され、40dBに減音されて耳に達していることを表しています。

この他にL値があります。個体に何らかの衝撃が加わっての衝撃音に対する単位です。これは、数値が低くなるほど、遮音性能が高くなります。床の騒音対策に多く使用される、L値には、LH=重量床衝撃音 LL=軽量床衝撃音があります。それぞれ測定方法が異なります。


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騒音と防音

一般的に、自分にとって好ましくない音・嫌いな音の事を【騒音】noiseと言いますので、個人によって騒音を感じる差と言うものがあります。自分は騒音と感じなくても、他人がうるさいと感じたら、やはりそれはその人にとっては生活の中の嫌な音【環境騒音】ambient noiseなんです。又、似たような言葉で、雑音がありますが、ステレオ・音響・科学工学的に邪魔になる、定義される音とされています。

間接的には騒音にも関係あるのですが、騒音の場合は多分に感情的な部分が主体なので厄介です。こんな騒音対策の措置等を総合的に【防音】noise insulation として定義してます。大体130dB(生ドラムの演奏時の音圧等)を超え長時間聴いてると、聴覚支障をきたすと言われています。騒音には・・人の声・動物の鳴き声・道路・鉄道・航空機・工場・建設・近隣・音楽・携帯電話等そして、人の感情と・・あらゆる事が起因の基になる要素になってます。

騒音対策の知識

メーカーの防音室の遮音性能dBに関しては、次の様に解釈すると分り易いと思います・・
特定の周波数帯域で、楽器等の音の大きさdB(音圧)が100dBある場合に、遮音性能30dB又はD-30の防音室を使用すると、防音室の壁による透過損失値が30dBですので、音圧が70dBまでに低減出来る・・って、単純に思った方が理解しやすいと思います。〔厳密には違いますが、説明すると分かりにくいので・・〕音の検査

デシベルは遮音計測器で計ります。人間の耳で聞いた音の感覚的な大きさと、物理的な計測値との音の相互関係を表すことはかなり高度で難しくなります。人間は大きな音に対しては、圧縮して聴くように耳の補正能力があります。また人間の受音には固有な特性と限界があるのと、個々によって聴感覚的にも心理的にも影響され、音の判断力にも個人差もありますし、同じ音の大きさ(音圧)でも周波数によっても違う大きさに聴こえてしまいます。

人間の耳は10dB大きくなると二倍に、20dB大きくなると四倍の大きさに聴こえる性質があります。この様な人間の聴覚感覚に近づけた、騒音の基礎的評価方法で用いるラウドネス・loudness(補正する音の大きさ曲線)を利用した計測でA特性があります。このA特性は人間が最も受音しにくい低周波を、計測特性でも受け入れにくく設定して補正しています。この様な点で一般的な遮音の現場調査では聴感覚に近い方のA特性を用いてます。この他に物理的に各周波数帯域で均等な感度で計れるC特性は周波数を計測したい場合に用いますが、騒音や防音の評価方法においては、人間の受音に近く補正しているA特性が適しています。

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周波数Hz

音波が一秒間に縦波となって、上下往復運動する数の単位を周波数frequency【ヘルツHz】又は、音の振動数と言ってます。例えば500ヘルツの場合は、1秒の間に500回の運動数があった事になります。ヘルツの由来は、ドイツの物理博士のH.R.Herzさんが電磁波を発明したので、そこから来ています。周波数HZの帯域の特徴は、周波数(振動数・波長数)の多い音は、人には高く聴こえ(高音)、(振動数・波長数)が少ないと低い音(低音)として聴こえます。周波数が高いと敏感に聴こえ、低いと人には曖昧に聴こえ反応します。

オーディオを聴かれる時も低音の性能を知るのに、対応能力に難しさがあります〔ラウドネス・loudness〕曲線。例えば周波数1000Hzの音を、45dBの大きさで聴いたとしたら、周波数20Hzの低い音を同じ音の大きさに感じるには90dBくらいも必要になります。そんな人間の耳には面白い特性があります。遮音性能の計測器ではこの人間の聴覚の感覚補正をうまくやってくれる、先にものべました、A特性と言う基準補正値を用いた騒音レベルにおいて表し計測してます。

人間の受音周波数は、聴値周波数audible frequency, audio frequencyの範囲では、、最小可聴値周波数(耳に聴こえる一番小さな音)20Hz&20μP気圧変動~最大可聴値周波数(耳に一番高く聴こえる周波数〕20000Hzまでと言われてます。耳には周波数を受ける部分が周波数ごとにあり、最も敏感になる周波数としては、3000~4000Hzで、低い周波数になるほど聴覚では受音しにくくなる傾向にあります。そして年齢が上がると特に高周波の帯域〔高い音〕が聞こえにくくなってきます。

周波数が倍になると人間の耳には1オクターブ高くなった様な感覚で聴こえる特性があります(感覚単位・メルmel)の現象。ちなみに耳への最大の音の大きさは150dBまでくらいですが。実際の音よりも聞きたくない音を抑えて耳に伝えるコントロール能力もあります。参考までにピアノの周波数は30~4000Hz・トランペット190~990Hz・人間の声85~1100Hz・イルカは7000~120.000Hzの音を発信できます。テレビやラジオの時報のピッピッピッピーの、ピッは440Hzでピーは880Hzになります。

大きな音(音楽・機械音・騒音等)に長期間連続して接していると、ある部分的な周波数に対してまったく聴こえなくなる、部分聴力損失が起きる事があります。耳は他の器官と異なり疲労感を感じない器官のため、少しずつある周波数が聴こえなくなっても気が付きません。これは人間の耳の受音する器官が周波数ごとに分かれてある為で、一定の周波数が聴こえなくても分からず、年齢が立つほど聴こえない周波数が多くなって行って、やっと難聴と気が付きます。もちろん大きな音だけによるものでなく、加齢による事が一般的には知られています。

これら部分聴力損失が積み重なった場合には、騒音性難聴となります。騒音性難聴は初めに4000Hz周辺が聴こえにくくなり、そのうちにその周辺の周波数HZも聴こえなくなって行きます。この様な結果になると騒音によって起きる騒音性の聴力損失noise-induced hearing lossにより、永久的聴力損失となって治すのは難しくなりますので、早めに対処する事が大切です。この様な状態の場合は耳鼻科での、聴力検査室・聴覚検査室(防音室)での 補聴器メーカーの検査が必要となってしまいます。特に耳の場合は、疲労感が起き難く気がついた時には難聴になっている場合も多いので、連続した楽器練習や、大きな音の中にいないで、休息を取る事が大切です。お仕事や音楽を練習する場合は、出来るだけ耳を休ませる時間を取る事も心がけましょう。

最近人体への影響が問題になっている100Hz以下の低周波low frequency (wave)〈略〉LF、20Hz以下の超低周波LFは周波数(30kHz~300kHz)、波長(10km~1km)の電磁波で波長が長いのが特徴です。低周波LFは、聴力に音としては聴こえない騒音ですが、ダムの水の放出時の轟音・高速の電車・高速の自動車の走るつなぎ目から発生し、その高架橋桁よりの振動・大きな工場の大型機械音等の影響によるとと言われていますが、窓やドアをガタガタ微振動させたり、人間の体内に静かに入り込み、生理的にイライラさせたり、圧迫感を起こし痺れる様な感覚を与え、身体に悪影響をおよぼす事があると云われています。

聞こえないので低周波からの影響とも分からないケースもあり厄介で、人間に様々な影響を与えてます。こうした事を利用して、過去においては戦争の兵器に音が使われた事もあります。テレビ番組の福山さん主演のガリレオの放送でも物語の題材として、放送されました。しかし、悪いことばかりではありません。本来は音の有効利用悪は多くされてます。しかし、はっきりした音と感知しにくく、一般の人には聴こえない事が多いのと、計測するのも困難とされ、本当に超低周波からの影響とするのが厄介となっているようです。まだまだ低周波騒音と人体への影響の関連性についてはっきりした学問的な根拠が気薄で、被害者も少なく、そのためにあまり広く問題視されず、法的な規制も検証段階とされているようです。

しかし低周波ですが、医療・生活・健康・趣味等への製品に積極的な試みもなされています。低周波を利用した治療器(低周波治療器)・製品・目に見えないマッサージ・ペインクリニック・通電機器においての血流の促進・リハビリ効果・transcutaneous electrical nerve stimulation(略称)TENSでの身体への直接通電による末梢神経への筋肉血流療法や、同様効果の療法electrical muscle stimulation(略称) EMSによる筋肉の疲労回復・メタボのダイエット改善等に役立てられています。

低周波以外の通常の周波数を用いた、妊婦の体内を見る機械をはじめ医学・レーダー・魚釣りの魚群探知機・虫よけ製品・楽器・音楽・生活・軍使目的等のあらゆるモノに利用され、一定の効果をもたらしてます。まだまだ、周波数については、研究の余地が残されています。音楽や楽器に関する周波数も研究すると面白い発見があります。

周波数の身体への活用例としては、出来るだけ不安の多い時は、静かなテンポの中間音より低めの落ち着いた音を外部より導くことによって、高い落ち着かない周波数を整える事が出来ます。逆にテンションを高めるには、ハイテンポで、高めの周波数を注入する事によって可能となります。パチンコ店は周波数の高めなテンポの速い音を流す事によって、士気を高めていますし、ホテルなどでは、低めの周波数でテンポのゆっくりした音楽を流して、ゆったりした空間を提供しています。


音楽療法の知識

色々な周波数の波の変化を波形と言いますが、この波形の違いで、音の音色を表現したりしています。面白いことに波形の組み合わせは物理的な事ですが、音色による変化は、嫌な騒音にもなりますが、私たちに安らぎや癒しを与えてくれます。音楽の要素としても非常に重要なウエイトをしめてます。

でも、音には、素晴らしい要素が多分に存在します【許容騒音レベル】acceptable noise level。音がなければ人間の持っている大切なコミュニケーションの表現も物足りない物となってしまいます。話す・伝えるを基本に、愛や安らぎの音楽表現・リラクゼーション・癒しの効果・音楽療法等の大切な要素を持っています。又、20kHz以上の音波で、耳に感じない超音波は、医療・産業等の様々な検査測定器や探知機等にうまく活用され、有効に用いられています。

超音波ですが、身近なところでは、産婦人科の赤ちゃんの状態を知る胎児検査や、魚群探知機sonar・最近街のメガネやさんで見かけるメガネ洗浄機なんかもそうですが、超音波が上手く活用されています。又、様々な周波数は。イルカとか鯨らもお互いのコミュニケーションの表現としたり、暗闇で活躍できるコウモリも、音の反響によってのレーダー的な位置確認echolocationを用いた反響定位をして、自分の位置や周囲の状況を把握します。コウモリは目かくししても行動できるが、耳をふさぐと位置関係が認識できない生物的な特徴を持っています。音って重要ですね。

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透過損失

透過損失を遮音性能(防音性能)と理解すると簡単です。透過損失・TRANSMISSION LOSS【TL値】は、音源が色々な角度から材料や構造体・物障害物にぶつかり、吸収されたり、迂回=diffraction回折して、音がその障害物の背後などに通り抜け、音がどの位に減少されたかの単位です。

一般的に壁や構造物が重くてどっしりしてると、音の圧力に負けず、音のエネルギーを防ぐのに効果的です。お部屋の広さに対して、どれだけの遮音性能を持つ重い材料(面積当たりの素材重量=面密度)を使用するかで決まります。極端に言えば防音(遮音)=重さとも言えます。ですから軽いもので防音は基本的に効果が薄くなります。



防音性能の要素

防音性能を高めるには、素材の重さがポイントです。軽い素材では防音には不向きです。その他防音計算に係るものとして、空気層の厚さ・吸音・隙間の度合いがあります。


防音性能を高めるPOINT = 重い材料

間接的要素 = 隙間を減らす + 空気層を厚くする + 吸音率の高い吸音材 + 振動を減らす


防音性能 計算式

防音工事の会社


音響用語 透過損失


皆様はビックリするかも知れませんが、例えば40dBを5dBをアップさせた45dBにするだけでも、2倍の重量の素材が必要になってしまいます。10dBをアップした50dBの場合は4倍・・となってしまいます。(そんなに重くしたら家がつぶれる?)等の心配も考えないとなりませんが、そんなに重さをかけない様に、空気層や吸音素材を用いる事により、音のエネルギー(熱型エネルギー)を減少させたりする軽量構造の方法もあります。

透過損失の式は簡単で、Li(入射音)、Lt(透過音)、TL(透過損失)・・・・TL=Li-Lt(dB)の関係となります。又、同じ面密度の時、周波数が高いほど透過損失は大きくなります。素材の防音性能・面密度データを参考にしてください。又、面密度・空気層から透過損失を計算する場合は、遮音性能計算式を参考にして下さい。特に防音室・防音工事・防音製品の遮音性能を判断する上での基準になりますが、遮音性能はメーカーの独自検査方式での数値や単位の為に、dBと同等で適正な数値が表示されているかは判りません。中には遮音性能でかなりオーバーではないかと思われる、遮音性能の図やデータもあるようですので注意が必要になります。


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質量則と面密度

透過損失は壁や構造体の【面密度】area densityが重いほど大きくなります。これを一般的に質量則と呼んでいます。面密度とは単位面積当たりの量であり、面状に分布する物理量や記憶媒体の容量などに用いられる。この場合の面密度は材料の単位面積当たり1㎡当たりの重量を言います。その面密度の数値が高ければそれだけ防音に効果的です。要するに重い方が大きな音のエネルギーを止めるのに効果的と云う事です。この様に重さによる遮音性能の影響・ニュートンの法則にも当てはまりますが、空気層・隙間・換気扇性能・開口部損失・振動等による音の増幅作用等による遮音性欠落もおきますので、それらに対する十分な配慮が必要です。

一般的に低い周波帯域に近くなるほど遮音性能効果を発揮するのは難しくなります。それは低い音を止めるのは高い周波数帯域を防音するよりも、かなりやっかいだと言う事です。そうゆう意味からしても重低音の防音(ドラム・ベース等の音)は難度が高くなります。その様な場合は、特殊な工法や充填素材が用いられますので、防音工事の金額も一般的には高くなります。下記の図は周波数が高いほど遮音性能も高くなる傾向を表したもので、低い周波数になると遮音性能も低くなります。この表では周波数500Hzの時に遮音性能が30dBと表しています。



周波数と遮音性能の関係図


あまり重くしないで、軽量にして遮音性能を上げたい場合は、素材と素材の間に空気層や制振素材と工法を用いた、音のエネルギーを弱めてしまう中空構造「空気層入り」にしたり、吸音材を併用したりします。しかし、ただ単にこうした面密度や質量則の措置をしても、音圧エネルギーが壁を揺らして屈曲したり回折し、それを基に連続し共振するコインシデンス効果が起きたり、固定取付け部分の音の連結作用 SOUND BRIDGEで、サウンドブリッジ等の音が伝わる現象等がおきて、かえって構造等に音が増幅されやすくなったりで、防音工事をした意味がなくなってしまう事も見かけます。この様に防音の世界は、建築的技術だけでの対応ですと難しいものです。

防音工事のサイレントデザイン

ただし、一般住宅で100%音が漏れないと云う防音は不可能である事も認識しなければなりません。換気や隙間・空気の流通がある以上は音は漏れます。防音の最先端のNHKのスタジオでも80dB前後の遮音性能と聴いてますが、それでも100%ではありませんが、人間の耳には聴こえない範囲に抑えられています。又、このスタジオの防音構造は重量的にも、厚さも一般的な人の想像以上に凄い物で、当然に一般住宅で同等の遮音性能を得る事は、構造的・物理的・費用面で不可能となります。

防音工事の会社の中には、木造住宅でも遮音性能65dBが可能とか宣伝している業者も見ますが、木造住宅での65dBの防音工事とは驚異的な遮音性能であり、かなり曖昧な遮音性能の表示宣伝を多く目にします。

おおよそ木造一般住宅で30~45dB、マンションで30~60dB程度の防音工事が限界ではないでしょうか・・。確かに施工後は遮音性能がある様に感じ、又、遮音計測器での表示も近似値になるとの事ですが、厳密には暗騒音や、音源からの距離、周波数帯域別等の正確な計測値の判断の取れない業者が多く、計測の曖昧さを感じる事があります。


※ 音響知識で人気評判のサイレントデザインseo対策1 ・防音知識



防音工事の業者選び

防音工事の場合は十分な業者選びが成功の秘訣です。遮音性能の過大数値での宣伝や会社が大きい・施工物件が多い・・等の口コミ・評判演出の宣伝文句だけでは良い防音が出来るかの判断は出来ません。施工の数だけ工事をするのでしたらどこの業者でも出来ますが、肝心なのは出来上がりが満足の行くものだったかと言う事です。やはり依頼者も全てお任せにしないで、綿密に打合せをして行く事が成功につながります。

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防音工事の基本構造

下記の図は一般的な防音構造の一例です。この図の特徴は騒音対策の遮音性能構造となっています。60dB仕様の構造は、重量があるのと構造体の厚さも増すので、防音工事の出来る建物は限定され、一般住宅での防音工事として、常識的に困難です。マンションでも50dB前後が限度と思います。壁の構造は一般的で、音響素材・遮音素材・中空層・非SOUND BRIDGEとなっています。床は振動を抑制して遮音性能を高めた構造で、防振材・遮音材・重量対応材・中空層・となっています。

これは一般的に乾式浮き床と呼ばれている構造です。天井はお部屋の広さによって構造が異なりますが、やはり直接音が伝わりにくい、一般的な、既存の天井への吊り下げ型の方式を、防音工事やリフォームで採用する場合もあると思います。



音響知識で人気評判のサイレントデザインseo
防音工事仕様図



※ 音響知識で人気評判のサイレントデザインseo対策


個体伝搬音

お部屋や廊下を歩く振動音が上の階から聞こえたり、物を落としたり、椅子を引いたりする時の個体を通じた音や、お風呂やトイレの排水時に排水管などが、振動を起こす時の音もこれに当たります。又、ピアノのペダルを踏む時のコツコツした音もこれになります。

個体伝搬音を防ぐには、設計段階で、建物の構造と響かない素材の吟味をしての施工が必要になります。又、建物が出来ている場合は、振動を制御する素材や、遮音シート等で防ぐ事になりますが、あとからの個体伝搬音の防音はかなり大変ですので、建てる前の対策が重要です。コンクリートは重くて防音性能も高くて空気音に対しては、良い素材ですが、個体伝搬を引き起こす原因にもなるので、構造や仕様に注意が必要です。

空気音を主体とした防音性能基準
D値 
壁や構造物の防音値・透過損失
D-60 聴覚には聞こえない
D-50 普通は気にならない
D-40 大きな音は聴こえる
個体伝搬を主体とした階下への影響値
LH値 重量衝撃音
階上で走ったり・飛び回ったりして下に伝わる音
LH-40 聴こえない
LH-45 少し聴こえる感じがする
LH-50 聴こえるが気にならない
LH-45 多少気になる
LH-45 かなり気になる
LL値 軽量衝撃音
階上で椅子を引いたり、軽い物を落としたりする音
LL-40 聴こえない
LL-45 多少気になる程度
LL-50 軽い物を落とすと聴こえる
LL-60 歩く音が聴こえる

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住宅アパート・マンションを借りる場合

上記の防音数値を基に選ぶと、騒音で心配する事も少なくなります。又、隣の静かな部屋とは離れた部屋が魅力です。自分のピアノの部屋が隣の静かな寝室だったり、勉強部屋であったりする事も注意点として事前に調査して防ぎましょう。防音室を置く部屋の場合は、床の構造も心配なので、調べておく必要があります。1階ですと、階の上より防音室を置くのに安心です。

ピアノ騒音対策

角部屋や隣との間に距離(道路・駐車場等)や、間に障害物筒(倉庫・エレベーター等)がある建物、周りが昼間だけいる会社・工場・店であったりするのも良いと思います。又、二重サッシやペアガラスの設置・振動の起きないカーペットや床の素材がある所も考慮したいものです。それから、下見の場合は、昼と夜での音の違いや・時間帯・曜日によっても、音の環境が変わる場合があるので、よく調査しましょう。

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騒音のトラブルの例としては

大の吠える声・上の階や階段の足音・ステレオや楽器の音・洗濯機の騒音・深夜の入浴の音・掃除機の音・大騒ぎの声・パトカー消防車救急車のサイレン音・電車や車・バイクの音・公園の子供の声・ペットの鳴き声・建設工事現場の騒音・工場の機械音・駐車場のエンジン音・学校・幼稚園の子供の声・カラオケの音・ボイラーの排気音等が、騒音対策が必要です。

実に様々な所で騒音は起きています。騒音は起きてからでは遅いので、自分なりに注意して騒音対策を考えましょう。又、日頃のコミュニケーションで防げる騒音対策もあるので、近隣との関係も良くしなければならないので、神経を使います。

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組立式防音室の知識

組立式防音室の最大のメリットとは、大がかりな防音工事が不要で、家具の様に100%組立式のため、賃貸の住宅・マンション・アパートでも設置が可能です。音大生やテナントの法人様等で移設・引っ越しの多い方にも組立式防音室なので、簡単に組立分解できて、100%再利用出来ますので、口コミ評判でも人気があり大変にメリットも多いと思います。

なぜ組立式防音室には遮音性能が35dBまでしかないと言いますと、遮音性能は重さと比例しているので、一般的な賃貸の住宅の一階に置ける重量としては、35dBまでの重量が限度です。

組立式防音室採用例【大学研究室会社病院

35dB以上の遮音性能の場合ですと、賃貸住宅では無理な床の補強等が必要となります。当然に施工式のハイグレード防音室の方が遮音性能も良く、防音室本来の防音性能は口コミ・評判においても高いものとなります。分譲やご自分の持家の方でご予算にゆとりのある方でしたら、遮音性能も高くて、ハイグレード施工タイプの防音室をお勧めしています。

※ 音響知識で人気評判のサイレントデザインseo対策・防音知識


組立式防音室の簡易振動防止例

組立式防音室自体の床は、浮き床構造となっていますが、重量があるので、防音室自体での振動抑制には限界があります。

ピアノペダルやチェロ等の楽器や、階下への振動を気にされる方には、下記の振動対策を参考にして戴ければと思います。

ただし、住宅の構造や環境によっては、有効で無い場合もあります。又、この方法は床が水平になる様にしませんと、組立式防音室の場合は上手く組立が出来なくなる場合もあります。

組立式防音室での使用でしたら、2帖以下のサイズに限定した方法となります。2帖以上の組立式防音室の場合は、組立作業や重量バランスが悪くなる傾向がありますので、あまりお勧めできません。



防音室の振動対策


振動対策・Aパターンは、ゴムが個々につながってないので、適度な振動の逃げ道があるので、組立式防音室の振動対策には一番お勧めですが、防音室の床が凹まないように、バランス良く敷き詰める事が必要です。

重みで組立式防音室の床に段差があったり、平行でないと組立出来ないケースもありますので、配置のバランスに気をつけましょう。


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音場の知識

一般的に室内の音の環境は、設置されている物の位置や形に影響されたり、室内の間取りや形状・材質により音場は微妙に変化します。このように音の基点になっている場所や環境のことを【音場】acoustic [sound] fieldと言います。

防音工事の場合は部屋の形状を変化させたり、音源からの距離を有効に使うことができますが、狭い組立式防音室や防音室の場合では、音響的にかなり不利な設計となります。これは音響設計上やむ終えません。これらを少しでも改善する為に、吸音材や反射板を設置して聴きやすい室内に近づけてます。

ご家族には、歌(ボーカル・オペラ・ポップス・声楽・)を歌いたい方も居れば、ピアノや楽器(クラリネット・フルート・sax)、弦楽器(バイオリン・チェロ)、打楽器(ドラム・シロフォン)を鳴らしたい方もいます。音の性質や特徴がこの様に色々と異なる場合は、両方の音の環境〔音場〕acoustic [sound] fieldをそれぞれ満足させる事は困難です。ある程度の線を決めて妥協しなければなりません。


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音の大きさ〔音圧〕

例えば防音室の遮音性能が40dBとしたら、管楽器の中でも音が一番大きなアルトサックスの音が110dBですから・・110-40=70dBの音が防音室の外には聴こえてしまいます。

70dBの音と云うと普通の会話やテレビの音の大きさですが、耳に聞こえる感覚では、音の大きなアルトサックスの音圧が半分程度になった様に聞こえます。そしてこの70dBの音が建物の本来持っている遮音性能により、さらに減音され遮音性能が加味されます。しかしこの様に防音を施したとしても、快適な社会生活を送るには、演奏時間の配慮も必要ですし、周りからのご理解も深めておきましょう。どんなに貴方の演奏や音楽が素晴らしくても、それを理解してくれなければ、たった少しの音でも、ただの騒音で不快に感じられてしまいます

楽器やピアノの音の耳への感じ方は、ネットで口コミや評判でも意見が異なるように、聴力や主観によって個人差があります。

下記の表は周波数500ヘルツ時の楽器や日常の音が、どのくらいの大きさかを調べたものです。

dB(デシベル)は音の大きさを表しています。※この表の場合のdBとは異なりますが、遮音性能のdBの場合は、例えば33dBの場合ですと、100の音が33%CUT・防音出来ると言う様にご理解ください。

この表でも解かる様に、音の室内環境も50dBの音以下ですと、かなり落ち着いた静かな生活が保てる範囲となりそうですね。しかし個人によって音の感じ方はかなりの差が生じます。それによって一定に何処までが安心したレベルなのかは、一概に判断するのは難しいと思います。

音は大きな音だけが、聴覚に影響を与えたり、不快だと思われがちですが、耳に聴こえない低周波low frequency (wave)〈略〉Lも私達の身体に影響を与える事が、ネットの口コミ評判でも取り上げられて、最近の研究でも解かってきました。この様に音に関する問題は複雑で、心理状態や個人差も大きいのが特徴です。


音大きさ 音の対象(距離) 音の対象(距離)
130dB 生ドラム・ロックバンド・パーカッション・コンガ 落雷・聴覚器官にダメージの影響が大きい
120dB テナーサックス・声楽プロ・ライブハウス
吹奏楽演奏
ジェット機(200m)・新幹線鉄橋通過
110dB アルトサックス・ピアノプロ・声楽アマ・金管楽器 ジェット機(600m)・自動車の警笛(2m)
100dB ピアノアマ・ボーカル・ファゴット・オーボエ・ハープ 地下の構内・地下繁華街の音・犬の声(1m)
90dB ピアノ低学年・クラリネット・演歌・VOCAL
フルート
地下鉄車中・パチンコ店内・滝の音(近く)
80dB ステレオ中音量・生ギター・ヴァイオリン子供
電話
ボーリング場・機械工場の音
大型幹線道路
70dB 掃除機・夕立・潮騒・声が大きい・テレビ中音 新幹線内・乗用車・レストラン・工場
60dB 一般的な家庭の朝・普通の声・トイレ洗浄音
テレビ小音
学校の授業・銀行内の音
50dB とても静かな環境のライン・換気扇エアコンの音
小さな声
静かな室内・図書館・博物館・事務所の音
40dB ささやき声・鼻息・小雨の音・すやすや居眠り 昼の住宅街・コオロギの遠音・換気扇
30dB かすかな声・洋服を着る音・静寂・ 夜の住宅街の静けさ・録音スタジオ
20dB やっと音として聴こえる程度・消しゴムの音 呼吸する音・雪の降る音・木の葉のそよぎ
10dB 聴こえる事の出来る限界(超サイレントな世界) 無音に近い・無響室・蝶の羽ばたき
髪のそよぎ

noise treatment(騒音対策)

下記の表は、各室内がどれだけ静かだったら良いかをdB(音圧)で表した、静けさの推奨値です。無響室の20dBの音とはまったく聴こえない範囲です。空調機や換気扇のかすかな音でも40~50dB位の換気騒音があります。(騒音対策課題)

室内形態 最適な音(デシベル・dB)500ヘルツ
無響室 20dB以下
録音スタジオ ・アナウンススタジオ・ 聴力検査室 25dB
ラジオスタジオ・特別病棟・ICU 30dB
テレビスタジオ・手術室・書斎・重役室・劇場・舞台・公会堂
音楽教室
35dB
映画館(休憩中)・プラネタリウム(休憩中)・礼拝堂・寝室・客室・応接室・美術館・博物館・宝石美術店・ホテル 40dB
教室・体育館・ロビー・レストラン・銀行・一般事務室・OFFICE・ショールーム 50dB以上

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吸音と音場の知識

一般的に室内の音の環境は、設置されている物の位置や形に影響されたり、室内の間取りや形状・材質により【音場】acoustic [sound] fieldは微妙に変化します。そしてこれらの音場の音の質【音響】acousticをコントロールするのが、【吸音】sound absorptionです。

ご家族には、歌(声楽・オペラ・ポップス)を歌いたい方も居れば、ピアノや管楽器(サックス・フルート)、弦楽器(バイオリン・チェロ)、打楽器(ドラム・シロフォン)を鳴らしたい方もいます。音の性質や特徴がこの様に色々と異なる場合は、両方の音の環境をそれぞれ満足させる事は困難です。ある程度の線を決めて妥協しなければなりません。

一般的に周波数Hzが高く、響きの持続・増幅音が長い音源の場所や楽器には、吸音力の多いデッドな環境が適していると言われてますが、逆に歌や声楽なんかの場合は、デッドな環境ですと、響かないので、歌の微妙な表現が出来ず、無理に過度な声帯のコントロールをするため、吸音を少なめにした、少しライブな環境が望まれます。

ホテル寝室・高級レストラン・談話室等では静かにしたいのでデッド、活気がある方がお店の営業に良いと思われる場合にはライブとか、その用途によって、音場を決定する吸音処理は重要な役目を持っています。

防音工事の場合は部屋の形状を変化させたり、音源からの距離を有効に使うことができますが、狭い組立式防音室や防音室の場合では、音響的にかなり不利な設計となります。これは音響設計上やむ終えません。これらを少しでも改善する為に、吸音材や反射板を設置して聴きやすい室内に近づけてます。


吸音素材  吸音室かるーむ

音響知識で人気評判のサイレントデザイ



音響の知識

初めに【防音】遮音noise insulationと、【吸音】sound absorptionとを一緒の現象と思っている方が多いのですが、全く異なる現象です。音のエネルギーを熱のエネルギーに、分解・分散してしまうのが吸音と呼ばれる現象で、音の性質を分解し音を柔らかくします。

例えばピアノのキンキン響き過ぎる部屋を吸音すると、余計な響きが無くなり本来の音が蘇ります。又、室内で手をパーンと叩くと音の残響や反響が分かりますが、この音の響きの長さをコントロールするのも、吸音の役目です。吸音システム

それから皆さんの中には音が熱なんて発生してるの?と思う方もいると思いますが、音は実際人間には感知出来ないほどの熱を音は発生させてます。




吸音と防音の違い

この様に音をコントロールする役目を持っているのが吸音で、不快な反響音を減らし、室内の音響の重要な役割をしています。一方防音(遮音)は単に音の大きさを抑える事だけを目的とした処置の事を言います。

ですから、音楽主体のお部屋には防音よりも吸音は重要な役目を持っています。吸音は多少防音の補助的な役割をしている程度で、吸音自体には防音性があまり無いと認識してください。

吸音は材料等に入って来る音のエネルギーに対して、吸音されたエネルギーとの対比で表したものを吸音率と言い、使用面積に合わせて平均化したものを平均吸音率としています。数値が高い方がより良く吸音することを表しています。吸音は周波数帯域によっても影響されます。


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吸音率と響き

吸音率は、素材として厚さと密度の高い数値の方が、吸音性能的には高くなる特徴があります。同じグラスウールやロックウールでも、密度があり、厚さがあるものが効果的です。又、配置する場所(壁・天井・床の内部・表面)によっても効果が異なり、その判断は難しいものです。吸音率が高いからと言って、音楽や使用用途によって最適とする事と区別しなければなりません。適度な吸音性能を計画出来なければ、最適な音響空間を求める効果が半減します。

コンクリート・ガラスは硬い素材で殆ど吸音されてません。それだけ反響が多い素材と云う事が分かります。キンキンした響きの高い音となって聴こえる傾向にあります。逆にロックウール・グラスウール等の柔らかい素材は音響上で吸音性能が優れている事が分かります。固くて重い素材・コンクリート等は、防音性能的には適していますが、そのまま音を反射してしまいますので、残響や反響が強くなるので、快適な室内環境を整えるには、壁の表面等に吸音処理が必要になります。

コンクリートの壁・天井に直に壁紙を貼ってある、お店・オフィス・マンション・住居・寝室・リビングは、非常に響きやすくて音楽にはあまり適切な環境ではありませんので、吸音コントロールが必要です。

吸音素材として、動物・人間・洋服・タオル・畳・布団・椅子・ソファー・カーテン・じゅうたん・マット・本棚・クローゼット・波形の天井や壁と、案外身近なものも吸音要素を持っています。

変わったところでは、卵の保護材(紙質)や発泡スチロール・波形段ボール・壁穴・ビンの穴、なんかも吸音性能があります。市販の吸音材としては、下記の様な吸音スポンジも音響をコントロールする吸音には有効です。

吸音率が高いと、音がよく吸われ過ぎて、室内に入ると楽器の音や自分の声がボソボソしたような響きになり味気ない音になってしまいます、特に声や歌・声楽の方の発声に負担がかかり良くありません。ですから最適な音の環境を得るには吸音の役目は大切な要素になります。下記の図は吸音率の公式です。

吸音の公式

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楽器の吸音に関して

最適な吸音率としては、ピアノの場合は音域や周波数帯域が広いので0.23~0.34の間が良いとされています。歌・声楽・声・ナレーションはできるだけ吸音率0.16~0.23と低く設定しないと、響かないお部屋や防音室・アナウンス室だと無理に響かせようとして、発声に力が入り、歌いにくく疲れますね。多少ライブ傾向の室内環境の方が歌いやすいですね。

管楽器の場合は0.20~0.29程度で、もう少し響きを抑えたい場合(パーカッション類)は0.25~0.36となり、いずれの楽器も多少デッドな環境が望まれます。いずれにせよ、音質に合わせた吸音率の設定はDATAや計算上はできますが、音の場合は各自感じ方も違い、好みの音に適応させることは、人の感覚的な問題もあって、難しいものと実感させられます。



隙間からの音

一般的に、いくら壁等の遮音性能があっても、隙間や換気扇からの音の浸入が問題となるケースが多く、防音対策をする事が大切です。隙間は隙間を防ぐ処理で対策で来ますが、換気扇は、空気の通り道ですので、完全に塞ぐわけには行きません。

隙間の知識



換気扇の場合は、一定の空気を取りながら、減音する事が必要です。防音用の換気扇もありますが、上の図は、音が直線的に進む要素を、曲がり角などを配して、音を打ち消し距離の減衰も考慮して、なおかつ換気扇内に遮音素材と吸音素材を施して減音する方法を表しています。

スタジオ等ではダクトをより長くして、曲がりを付けて施工する方法が多く取られます。又、音の発生するダクト配管等には、粘着付きの鉛シート・遮音シートを貼り付けると、音が打ち消されて静かになります。

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その他音響データー

下記の式は、同時に二つ以上の音(ギターや楽器・騒音)が鳴っている時の、合計された音の大きさと、分解した時の音の大きさを表した公式と簡略したデータです。よく皆さんが誤解するのは、色々な音が鳴っている時、単純に音の大きさは音と音を足した数値と考える方が多いのも現実です。そうであったらオーケストラの音は、とんでもない音量となってしまいますね。




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音の有効利用の知識

音楽療法music therapy

身体や心身のダメージの改善を試みるために、音や・楽器・ピアノによる外的刺激で音楽を聴かせたり、自ら鳴らしたり歌う事等の参加内的意識によって、音楽の基本要素である、音色・音程・波長・周波数・テンポ・リズムを有効に使い、音楽によって各自に合わせた内容や症例に対して、身体・心身のダメージに対しての改善効果や、心の安定・生活の向上等を試みる行為を言います。

音楽療法では、ピアノ・楽器・歌や音が、心や身体にどの様に影響するかの様々な実験・知識や有効性のデータが必要になります。どんな波長や周波数の音・音楽・楽器が影響力・効果があるのか、その時間帯・場所・温度・気候・採光環境・体調状況・集中性・タイミング・どんな表現方法が良いか等、様々な検証・心理学的研究が必要と思われます。

過去の例ですと、モーツアルトMozartの音楽が音楽療法に効果的とか、オーケストラの楽器・ピアノの音色・波の音や川のせせらぎ、野鳥の鳴き声が有効だとか様々な症例が、実績効果として取沙汰されていますが、個人の身体的な相違や好み・環境の違い・体調のタイミングもありますので、その立証が困難のため、心理学的にも音楽療法の有効性が確立されていません。

ウィーンオペラ座

いずれにせよ、音は人間の持っている大切なコミュニケーションリンク communication=表現の一部です。音のコミュニケーションは、愛や、安らぎ・リラクゼーション・癒しに対しての表現に用いられたり、20kHz以上の耳に感じない超音波の世界では、音楽療法に限らず医療・心理・産業等の様々な検査測定器や探知機等に効果的に活用されています。

音楽療法の要素の一つである周波数は、体の中にもあります。気分が紅潮してる時や興奮時は、血液や鼓動も早く巡って、周波数も高めになります。反対に気分的に落ち着いてる時等は、体内周波数も低いと言われていまが、学問的にはまだよく分かってない様です。

音楽療法以外の音の有効性ですが、商業的にも音楽を有効に活用してる場合があります。パチンコ店では、活気のある、周波数の高い早いテンポの楽器の音楽を流すことによって、士気を高める効果を期待していますし、ホテルなどは落ち着いたsoundを流してます。

音楽療法ですが、人だけではなく、植物や動物・その他に対しても、良い音楽を聴かせる事によって、良い結果をもたらすとの意見もあります。

音楽持つの効果の一例に、日本酒・ワインにクラッシック音楽を流していたら、味がマイルドになった?、野菜や果物を育てる所にロックの音楽を流していたら、早く育った?、牛や豚に楽器や音楽を鳴らしていたら、キメの細かい繊細な肉となった?、・・その他さまざまな好事例がある様ですが、音楽療法では、何が有効かをdataで検証するまでには、到って無いようです。

音楽療法では、周波数が重要なポイントになっています。α・アルファー波等は癒しの元となる代表的な周波数ですが、周波数の活用方法では、産婦人科の赤ちゃんの検査や、魚群探知機・最近街のメガネやさんで見かけるメガネ洗浄機なんかもそうですが、周波数を基にした超音波が上手く効果的に活用されています。

周波数はイルカとか鯨らも、お互いのコミュニケーションの表現としたり、コウモリも超音波で、互いの位置を感知するレーダーとしてます。ただ人間の耳には超音波を感じる事は、その身体的な構造からして、困難ではないでしょうか・・

音楽療法の元になる、音の簡単な基本定義ですが、空気振動が、何らかの物体を通して【音波】elastic wave&sound wave となって、聴覚に伝わる範囲の現象を音としています。この様に耳に聞こえなければ音ではなく、単なる物理的に音波としています。


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