音の響きのコントロール ![]() 防音と異なる吸音知識 初めに【防音】遮音noise insulationと、【吸音】sound absorptionとを一緒の現象と思っている方が多いのですが、防音と吸音は全く異なる物理現象です。 音を単純に減らすものが防音で、音のエネルギーを熱のエネルギーに、分解・分散してしまうのが吸音と呼ばれる現象で、音の性質を分解し音の硬さを柔らかく変化させます。 特に吸音での音響処理は防音工事で、最適な音響を決めるポイントになります。吸音処理をしない場合は音の反発(反響)が高くなり、耳にも不快感が伝わります。 音響室内プラン 例えばピアノのキンキン響き過ぎる部屋を吸音すると、余計な響きが無くなり本来の音が蘇ります。又、室内で手をパーンと叩くと音の残響や反響が分かりますが、この音の響きの長さをコントロールするのも、吸音の役目です。 一般的に室内の音の環境は、設置されている物の位置や形に影響されたり、室内の間取りや形状・材質により【音場】acoustic [sound] fieldは微妙に変化します。そしてこれらの音場の音の質【音響】acousticをコントロールするのが、【吸音】sound absorptionです。 ![]() ご家族には、歌(声楽・オペラ・ポップス)を歌いたい方も居れば、ピアノや管楽器(サックス・フルート)、弦楽器(バイオリン・チェロ)、打楽器(ドラム・シロフォン)を鳴らしたい方もいます。 音の性質や特徴がこの様に色々と異なる場合は、両方の音の環境をそれぞれ満足させる事は困難です。ある程度の線を決めて妥協しなければなりません。 一般的に周波数が高く、響きの持続・増幅音が長い音源の場所や楽器には、吸音力の多いデッドな環境が適していると言われてますが、逆に歌や声楽なんかの場合は、デッドな環境ですと、響かないので、歌の微妙な表現が出来ず、無理に過度な声帯のコントロールをするため、吸音材を少なめにした、少しライブな環境が望まれます。 防音工事の場合は部屋の形状を変化させたり、音源からの距離を有効に使うことができますが、狭い組立式防音室や防音室の場合では、音響的にかなり不利な設計となります。 これは音響設計上やむ終えません。これらを少しでも改善する為に、吸音材(吸音板・スポンジ等)やグラスウール・ロックウール・反射木板・鏡・アクリルパネル板・布クロス等を設置して聴きやすい室内に近づけてます。 ホテル寝室・高級レストラン・談話室等では静かにしたいのでデッド、活気がある方がお店の営業に良いと思われる場合にはライブとか、その用途によって、音場を決定する吸音材(吸音スポンジ他)は貴重な役目を持っています。 |
施工方法 | |
床の施工方法 床の工事構造の場合ですが、振動の対策が必要になります。写真は都内の某ライブ音楽ホール床の防音構造です。 制振ボードの下に見える金具は、制振用のゴムの付いた金具です。振動を軽減するための防音工事の素材です。 通常はボードの下に制振金具と吸音素材のグラスウール・ロックウールを充填します。この仕様は浮き床方式と一般的に呼ばれていて、評判の高い構造です。 |
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天井の施工方法 黄色の部分は吸音素材〔グラスウール〕です。これにより音の低減と響きを抑えます。 吸音素材〔グラスウール〕は、音圧の高い周波数等のエネルギーを分解して、音響を整えます。 天井下の表面には遮音性能のある吸音材質の石膏ボード等のパネルを貼っていきます。 |
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壁の施工方法 この防音工事は、マンションの一室をホームシアターにする目的の施工です。 既存の壁・床・天井を剥がして遮音パネルを設置して、内部の空気層に吸音を目的にした、遮音素材を取り付けているところです。高音域に対しての防音構造仕様です。 |
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一戸建て防音ルーム建設 この場合の防音工事は、郊外の住宅のお庭に、ピアノ教室・音楽教室専用の音響スタジオ室を増設建築してます。 防音工事の写真はまだ基礎の木枠の骨組み段階ですが、これに防音性能のある特殊なパネルや音響に必要な吸音材を充填して行きます。 |
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壁パネル施工方法 壁の防音工事で上手く施工した箇所に、あらかじめ40dBで測定計算されてる遮音パネルを設計の通りに設置します。 せっかく遮音性能のあるパネルを使っても、ほんの数ミリの隙間がありますと、防音工事の場合2~4dBの防音性能を損失します。 |
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内装工事計画 これはマンションの部屋にピアノ教室を目的とした、床の防音工事の施工の写真です。 サイレントデザインでは、既存の床の下に遮音性能のある弾性素材を敷いて、その上から更に遮音性能を有する積層遮音パネルを取り付けているところです。 |
防音工事の出来ない賃貸物件のプラン 写真はサイレントデザイン設計の組立式防音室です。 賃貸や防音工事の出来ない場合は、組立式防音室ですと、工事も不要で短時間に設置が出来るのでとても重宝します。 組立式防音室でしたら、引越しや移設の多い方にも心強い物となります。現状復帰もないので、店舗やショップ・音楽教室・楽器店でも気軽にご使用できて、評判口コミが高い製品です。 組立式防音室28万円~ |
ハイグレード防音室【施工式】 | |
![]() 遮音性能の知識 音源の音圧が100dBの大きな音なので、防音室の遮音性能35dBでは、室内には65dB聴こえます。建物の壁の遮音性能45dBで、サッシの遮音性能が30dBです。音は弱い部分に集まろうとしますので、実質には窓の外に35dBに減音されます。35dBの音は一般生活では、気にならない範囲となります。 ![]() ハイグレード防音室 ハイグレード防音室は、防音工事と同じ施工作業になりますので、賃貸物件・テナントでは設置が出来ません。サイズ・遮音性能によって数日設置の現場での作業がかかります。設置計画にあたりましては、事前に設置現場での下見や打ち合わせが必要です。 ハイグレード防音室は、様々な用途に最適な音響特性を基に遮音・吸音設計され、音楽のプロの皆さまにも満足のおける、防音工事設計仕様の施工式の防音室です。見積もり費用価格もお求めやすくて、ハイテクな防音室で人気評判です。 お子様からプロミュージシャンまで、本格的な演奏室・レッスン室・音楽教室・録音制作・映像鑑賞・ピアノ教室・業務用に採用されて、大変好評なハイグレード防音室(防音工事施工式)です。 ハイグレード防音室(防音工事施工式)の遮音性能は、35~60dBのタイプです。騒音レベル・90dB以上の大きな音にも対応可能で、様々な音楽環境に最適な設計サイズも豊富に用意しています。 賃貸住宅で、防音工事が出来ない場合は、組立式防音室ですと、工事が不要の組立式ですので、お部屋を傷つける事無く短時間で設置が可能です。又、移設の場合も簡単に解体できて、次の場所に設置できます。 ■防音室の採用例 サイレントデザイン |
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ハイグレード防音室6帖タイプ(世田谷等々力)
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サイレントデザイン防音工事 | |
![]() 日本では、まだまだ施工件数の多さをアピールする業者・建築業者や、騒音に対する知識・ピアノ楽器本来の音の本質を知らない、施工業者・建設会社が多いのが現状です。
![]() 下見打ち合わせ地域 ■施工地域ですが、東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県・栃木・茨城・山梨・その他関東近県の日帰り区間を中心にお受けしています。 ■東京近県は訪問打ち合わせ・防音工事の見積り費用は無料です。 ■防音工事の概算回答は基本的には、していません。現地視察・打ち合わせをした後に見積もりをしています。 ■関東から遠方地域の、静岡・愛知・大阪・名古屋・兵庫・京都・関西地方、仙台・福岡等の遠方のお客様は、出張費用・宿泊費等の費用が加算されます。
サイレントデザイン 商談ショールーム 〒170-0013 東京都豊島区東池袋3-21-18 第一笠原ビル2階 ![]() ![]() bouon@aol.com【予備】 お電話 070-5083-9471 FAX・℡ 03-3971-5539 |
施工工事が不要の組立式防音室 |
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サイレントデザイン組立式防音室 ◆ピアノ防音工事の出来ない賃貸住宅に最適 家具の様にマンションで設置可能 音楽教室に最適な防音室 ![]() ![]() ◆防音室の特徴 ◆防音室・工事・採用先 ![]() ![]() ◆東京ショールーム地図 ◆リンク集 |
![]() 賃貸マンションでも設置が可能なお勧め品 防音工事不要の組立式ピアノ防音室 サイズも0.5帖~3帖と豊富 ![]() お求め安い価格費用の防音室 遮音性能も高く評判 賃貸で防音工事の出来ない方に 組立式防音室 ◆使用用途◆
◆ピアノ防音工事不可の場所に最適 防音室リースレンタル 防音室価格設定 silent design |
サイレントデザイン防音室・防音工事&会社関連メーカーリンク | |||
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